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2025

民俗美術ブ2025

Minzoku-Bijutsu Bu

スズ・シアター・ミュージアム 分館(石川)

主催: 一般社団法人サポートスズ
企画: 奥能登珠洲ヤッサープロジェクト、民俗美術ブ
助成: 一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)、公益財団法人小笠原敏晶記念財団
協力: NPO法人 能登半島おらっちゃの里山里海/奥能登国際芸術祭実行委員会

2025

民俗美術ブ2025

Minzoku-Bijutsu Bu

スズ・シアター・ミュージアム 分館(石川)

主催: 一般社団法人サポートスズ
企画: 奥能登珠洲ヤッサープロジェクト、民俗美術ブ
助成: 一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)、公益財団法人小笠原敏晶記念財団
協力: NPO法人 能登半島おらっちゃの里山里海/奥能登国際芸術祭実行委員会

Minzoku-Bijutsu Bu

奥能登・珠洲において実施した「民俗美術ブ」は、民具を鑑賞対象にとどめず、実際の使用を通してその価値を捉え直すワークショップである。稲作を軸に、刈り取りから脱穀・精米までの工程を辿りながら、道具の機能と造形、土地に蓄積された知恵に触れ、風土と人の関係を再考する機会となった。

「民俗美術ブ」は、奥能登・珠洲に位置するスズ・シアター・ミュージアムの収蔵民具を活用し、地域の生業を実践的に体験するプロジェクトとして実施された。民具を単なる歴史資料として鑑賞するのではなく、実際に手に取り使用することで、その機能や造形に内在する美しさを再発見することを目的としている。 ワークショップでは、鎌による稲刈りやハザ掛け、さらに脱穀・籾摺り・精米といった一連の工程を段階的に体験し、米が生まれるまでの過程を身体で理解する構成が取られた。これらの作業は、地域の農家や古老の知識を参照しながら進められ、使い方の不明な道具についても対話を通じて再解釈が試みられた。 本プロジェクトの特徴は、「民具は美術である」という視点に立ち、道具のかたちや手触り、使用時の身体感覚を通して、土地に根差した知の体系を再認識する点にある。参加者は、稲穂の感触や土の匂い、作業のリズムといった感覚的経験を通して、風景を単なる視覚情報ではなく、身体と結びついた記憶として捉え直すこととなる。 民俗美術ブは、失われつつある生活文化を再演する場であると同時に、地域の風土と人間の関係を現代的に読み替える試みとして位置づけられる。

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