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2002
南条嘉毅個展 " 必見! "
Solo Exhibition " Must see! "
ギャラリーエス(東京)
パネル、綿布、土、アクリル、他
2002
南条嘉毅個展 " 必見! "
Solo Exhibition " Must see! "
ギャラリーエス(東京)
パネル、綿布、土、アクリル、他


本展は、作家にとって初めての個展であり、東京造形大学研究科在籍時より取り組んできた「土を用いて風景を描く」試みを軸に構成された。身近な環境から取材範囲を徐々に広げ、各地で撮影した写真をもとに、土やアクリル絵具を用いた多様な作品を制作。風景をどのように認識し、再構築できるのかを探る実験的な展示となった。

本展「必見!」は、南条嘉毅にとって初めての個展であり、東京造形大学研究科在籍時から継続してきた制作の出発点を示す展示である。本展は、大学同期4名が1週間ずつ連続して個展を行う形式で開催され、隣室では同メンバーによるグループ展も同時に構成されていた。
展示された作品群は、土を素材として風景を描く試みを中心に据えつつ、アクリル絵具のホワイトのみで構成されたシリーズも含まれている。作家は、まず写真をペンでトレースする工程から制作を開始し、そのトレース自体も作品として提示した。そこから、土や絵具を用いて画面を再構成することで、風景の成立条件そのものを問い直している。
取材対象は、身の回りの環境から始まり、青森のねぶた祭り、栃木の華厳の滝、京都・南禅寺の風景、さらには俵宗達の絵画から切り出された人物像にまで及び、その幅は極めて広い。こうした多様なモチーフを通じて、作家は「何を見て人は風景と認識するのか」という問いを立て、景色を構成する要素を分解し、再配置する試みを行った。
作品形態も平面に限定されず、絵の具や土を厚く積層したもの、床置き可能なもの、自立するボックス状のものなどが制作されている。本展は、後年へと続くフィールドワークと素材への関心が、すでにこの時点で多角的に芽生えていたことを示す重要な初期展示である。
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